オックスフォード辞典、2016年を代表する言葉はPost-truth

日本では、毎年年末が近づくとその年の新語・流行語大賞が発表されて話題になりますが、英語圏でも権威ある英語辞書オックスフォード辞典が、その年を代表する新語・流行語Word of the Yearを発表します。 今年のWord of the Yearとして11月17日に発表されたのは…

Love trumps hateについて

米大統領選の結果が出た日、日本での報道で字幕が問題になったようですね。とんでもない誤訳だとソーシャルメディアで叩かれ、あっという間にウェブサイトから削除されています。 Love trumps hate は単純なSVO文型で、Loveが主語、trumpsは三単現の動詞、hateが目的語。ソーシャルメディアでも散々指摘されている通り、普通に翻訳すれば「愛は憎悪に打ち勝つ」となります。ただし[...]

ヒラリーは「そうね」と言ったのか ― 翻訳と役割語の問題

良くも悪くも世界が注目するアメリカ大統領選挙。11月の本選挙が迫ってキャンペーンもたけなわの9月26日、第一回目の候補者ディベートが開催され、その様子は日本でも報道されたらしい。Twitterで「東洋経済オンライン」が発信したツイートが流れてきたのだが、そこにリンクされている記事を開いてびっくりした。 「この討論会が終わった頃には全て私のせいにされそうだわ」 「そうね、これまでと同じように訳のわからないことを言うといいわ」 ヒラリー・クリントン大統領候補が、いわゆる女ことばでディベートしているのである。