日本でRSI講演ツアー

6月に4カ所で「あなたの腱鞘炎・腰痛・肩こり対策は間違っていませんか?〜長く続けられる仕事のやり方を考える〜」というタイトルの講演を行います。2014〜2015年にかけてアルク社ウェブサイトで連載した「コンピューターで仕事をする人のためのRSI対策ガイド 〜肩こり、腱鞘炎、頸肩腕症候群…仕事を続けるために知っておきたいこと~ 」で書いた内容についてまとめたセミナー・ワークショップです。

ツイートメモ:英国翻訳会社協会(ATC)のISO 17100 ウェビナー受講

ISO 17100規格については日本の方が大きな話題になっていて、英国ではあまり情報を見ないのですが、英国翻訳会社協会(ATC)がウェビナーを開催すると聞き、受講しました。全体としてはISO 17100認証取得を考えている翻訳会社や個人翻訳者のための内容でしたが、私は個人的に関心があった「欧州規格EN 15038との差異」という点に注目して聞きました。後日きちんとまとめたいと思いますが、とりあえずツイッターでメモした内容を1か所にまとめておきます。

Accountability再訪(ツイートメモ)

Accountabilityという言葉の訳について連続ツイートしたので、忘れないようにメモしておきます。

戦後70年安倍談話の原文と翻訳を並べてみた / What PM Abe has said in his WWII statement

先ほど日本で安部首相が戦後70年談話を発表しました。今回の発表では英訳版が同時に出されています。両者を比較したい翻訳者も多いと思いますので、キーワードを抜き出してみました。 Japan's Prime Minister Abe Shinzo has just released his statement on the 70th anniversary of the end of World War II. The cabinet office released an official English translation of this statement at the same time. I think quite a few of us working between Japanese and English will be interested to see how the translation dealt with the key words and phrases of this much anticipated statement, so I thought I'd pick them out for copmarison. 談話発表前の報道の主な関心は、村山・小泉前首相による戦後50・60年談話に盛り込まれていた以下のキーワードをどう扱ったかという点でした。 Before the statement came out, the focus of the media speculation centred around these key words that were included in his predecessors' 50th and 60th anniversary statements:
  • 植民地支配/colonial rule
  • 侵略/invasion
  • お詫び/apology
  • 反省/repentance
百年以上前の世界には、西洋諸国を中心とした国々の広大な植民地が、広がっていました。圧倒的な技術優位を背景に、植民地支配の波は、十九世紀、アジアにも押し寄せました。その危機感が、日本にとって、近代化の原動力となったことは、間違いありません。アジアで最初に立憲政治を打ち立て、独立を守り抜きました。日露戦争は、植民地支配のもとにあった、多くのアジアやアフリカの人々を勇気づけました。 More than one hundred years ago, vast colonies possessed mainly by the Western powers stretched out across the world. With their overwhelming supremacy in technology, waves of colonial rule surged toward Asia in the 19th century. There is no doubt that the resultant sense of crisis drove Japan forward to achieve modernization. Japan built a constitutional government earlier than any other nation in Asia. The country preserved its independence throughout. The Japan-Russia War gave encouragement to many people under colonial rule from Asia to Africa.
事変、侵略、戦争。いかなる武力の威嚇や行使も、国際紛争を解決する手段としては、もう二度と用いてはならない。植民地支配から永遠に訣別し、すべての民族の自決の権利が尊重される世界にしなければならない。 先の大戦への深い悔悟の念と共に、我が国は、そう誓いました。 Incident, aggression, war — we shall never again resort to any form of the threat or use of force as a means of settling international disputes. We shall abandon colonial rule forever and respect the right of self-determination of all peoples throughout the world. With deep repentance for the war, Japan made that pledge.
我が国は、先の大戦における行いについて、繰り返し、痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明してきました。 Japan has repeatedly expressed the feelings of deep remorse and heartfelt apology for its actions during the war.
日本では、戦後生まれの世代が、今や、人口の八割を超えています。あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません。 In Japan, the postwar generations now exceed eighty per cent of its population. We must not let our children, grandchildren, and even further generations to come, who have nothing to do with that war, be predestined to apologize.
原文を見てまず思うことは、安倍首相が明らかにこうしたキーワードが報道の焦点になることを意識しており、それを盛り込むことを重要視していたという点。しかし一方で、文脈や主語を工夫することにより、こうしたキーワードについての言質を取られないようにすることに注力していたことがよくわかります。英文版作成にあたってはこの辺りの処理にかなり頭を抱えたと思われ、結果的に原文での主語処理の意図が反映されていない部分もあるように感じられます。同業者の皆様、どう思われるでしょうか。 Looking at the original Japanese text, it's clear that Abe was keenly aware of the media focus on the key words; he made sure that they were all there. Another thing he obviously paid a lot of attention to, however, was that the none of these key words should appear as his own words or statements of intent, with crafty use of subjects and contextual caveats. This must have presented a major headache to the translator(s?) tasked with the production of the English version. I feel that, in places, the translator admitted defeat and opted for more clarity. I'd be very interested to hear what other Japanese/English translators think of this effort.

翻訳会社から仕事を受ける前に確認している5つの情報

取引のない翻訳会社からコンタクトを受けた時に、取引先として大丈夫な会社なのかチェックするために私が使っているチェック方法を紹介します。

翻訳 スクラップブック

Google+のCollectionsという機能を使って、こんなコレクションを作ってみました。 Translation / 翻訳 by WayToJapan Translations 現役翻訳者や翻訳者を目指す人の参考になりそうなオンライン情報を集めたスクラップブックです。どうぞご利用ください。

翻訳ブログ紹介:自治体サイトの自動翻訳を斬る、ichininosantaroさんの新ブログ

"naked_translator"のichininosantaroさんが新しいブログを開設したとのニュースが飛び込んできました! 村岡花子の故郷・甲府市の公式ホームページに関するブログ 連続ドラマ「花子とアン」で注目された翻訳家・村岡花子の故郷である甲府市が、「花アン」ブームに乗ってまちおこしを進めている一方でウェブサイトにはお粗末な自動翻訳システムを使っていることに憤慨し、甲府市サイトの珍訳に的を絞ったブログを始めることにしたのだそう。 情報発信には向かない自動翻訳システムを公共ウェブサイトで使う問題は、もっと注目されるべきですが…

翻訳書紹介・Masaaki Hatsumi: Dojo Art / 初見良昭:道場アート

「Masaaki Hatsumi: Dojo Art / 初見良昭:道場アート」は、「最後の忍者」と称されることもある武神館宗家・初見良昭の書画と、道場での稽古の様子を写した武術写真を合わせて収めた豪華な画集です。初見良昭の弟子のひとりであるスティーヴ・オルセンが2009年に宗家の書画を写真として記録に残すプロジェクトを始め、世界中にちらばる弟子がKickstarter経由で出資して、本の製作が始まったのが昨年春。 テキストはすべて2ヶ国語にするという方針だったため、共通の友人の紹介で私がテキストの翻訳担当者としてプロジェクトに加わりました。

第25回英日・日英翻訳国際会議(IJET-25)に参加しました

2014年6月21〜22日に開催されたIJET-25(The 25th International Japanese/English Translation Conference、第25回英日・日英翻訳国際会議)に参加してきました。四半世紀という大きな節目ということもあり、満を持して東京ビッグサイトで開催されたこのイベント、東京ならではの集客力で過去最大規模。600人近い参加者を集めて満員御礼となる盛況ぶりでした。 今回参加するかどうか実はずいぶん迷ったのですが、来年のIJET-26は英国開催が決まっており、その実行委員長になったこともあって、宣伝と勉強を兼ねて行くことにしました。私にとっては京都、ダブリン、バース、沖縄、広島に次ぐ6回目のIJETです。

翻訳の「校閲」案件、受けていますか?

他の翻訳者による翻訳を原文と照らし合わせてチェックする作業を、翻訳会社から依頼されることがよくあります。 (なお、2015年に施行された翻訳サービスの国際規格ISO 17100では、翻訳の後作業に関する用語が厳密に定義されています。) 翻訳者のコミュニティでは、このバイリンガルチェック案件を引き受けているか、引き受けるべきかどうかという話題が時々出てきます。ベテランのネイティブ和英翻訳者や欧州言語の翻訳者の中には[...]